- わっしー
Dry stone walling で使う道具達

日本の石に比べて比較的柔らかいイギリスのコッツウォルズストーン(石灰岩)ヨークシャーストーン、ウェリッシュストーン(砂岩)を加工する時に使う道具を紹介します。
①土牛のハンマー(先が短い方)
よく、それでええの?
と聞かれますが、自分はほぼこれ一本で作業します。
絶妙にしなる柄とグリップがゴムで滑らないところ、頭と柄が一体で安定してるところが一番気に入ってます。
強いて言えばもうほんの少し重くて大きいと文句なし。本気でメーカーに頼みたいです。
半年に一本駄目にしますがどこでも手に入り安いから直ぐ買い替えます。
②英国ドライストーンウォーラー御用達ハンマー。
イギリスのD.S.W.A本部で売ってる認定ハンマーでD.S.W.A.ジャパンの本部 欧州建材でも買えます。
こいつを使えば上手くなれると思って、始めた頃は使ってました。
厚めの石を加工する時は重宝しますが、よく柄が折れます。
見た目がカッコいいから僕はもっぱら撮影用だったりします。研さん、すいません、、、
③コヤスケ
愛知県岡崎市が誇る近藤石工道具製作所の一品
石の仕事する人は絶対使った方がいいと思います。
どんな硬い石もある程度の厚さならパキンパキン割る事が出来ます。
④普通の石頭(せっとう)
ノミやコヤスケを叩く時使います。
どこでも手に入るやつです。
僕は手首を痛めない様に0.8を使ってます。
⑤石ノミ
こちらも近藤石工道具製作所の絶品
ノミはこの形状の物が1番弾けます。
サイズは色々あるので2種類くらいの大きさの物を使い分けてもいいと思います。
値は張りますが超硬が先に付いてるので耐久性があり、ホームセンターの安いやつを何本も買うよりお値打ちです。
地味な色なんで作業中ポンと置いておくと土に埋まってよく失くします。
紛失には注意が必要です。
余談ですが、イギリス人がノミを使っているところを見たことがありません。
そもそも石を地べたに置いて加工しません。手持ちで加工するからノミを使う文化がないのかな?
①の土牛のハンマーを使い始めて加工ミスはかなり減りました。
皆様、安いので一度お試しあれ